Concept Draft Ver.0.5を公開しました
人的労働必要量(Human Labor Requirement:HLR)のConcept Draftを更新し、Ver.0.5を公開しました。
Ver.0.2の公開以降、橋梁、建物、発電設備などのモデルケースでの試算に加え、HLR Calculation Engineの開発を進めてきました。
実際に計算する仕組みを作り、水道、下水道、公共建築物など異なる分野のReference Caseで検証していくと、算定範囲や分類、比較条件、再現性など、定義側で改めて整理すべき課題も見えてきました。
今回のVer.0.5は、実際の計算とCalculation Engine開発から得られた知見を、HLRの定義へフィードバックしたものです。
Ver.0.5で主に整理した内容
今回の改訂では、主に次の点を整理・明確化しました。
- HLRの基本構造
「人的労働量の積算」を基本とし、建設(C)、運転管理(O)、維持修繕(M)、更新(R)、間接労働(S)、廃止・撤去(D)の考え方を整理しました。 - HLR DefinitionとCalculation Engineの分離
HLRを特定の企業や計算システムに依存しない共通の評価概念として位置づけ、Calculation Engineとは明確に分けました。 - 再現性と透明性
同じ条件・入力・算定方法であれば原則として同じ結果が得られること、また算定範囲や主要な前提条件を確認できることを基本原則として整理しました。 - HLRの時間軸
Total HLRだけでなく、Annual HLR、Specific-year HLR、HLR Peakなど、「どれだけの労働が必要か」に加えて「いつ必要になるのか」を扱う考え方を整理しました。 - 実際の算定に必要となるルール
維持修繕と更新の分類、Supply Chain Laborの算定範囲、比較評価における共通労働の扱いなど、Reference Caseの検証から見えてきた実務上の論点を反映しました。
Ver.1.0に向けて
Ver.0.5も、まだConcept Draftです。
今回の改訂では、定義する → 実際に計算する → 課題を見つける → 定義へ戻す、という開発サイクルが本格的に動き始めました。
今後もReference Caseによる検証とHLR Calculation Engineの開発を進めながら、定義の検証・更新を続けていきます。

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